痔瘻の疑いがある方、もしくは痔瘻だと診断された方は、いろんな不安がありますよね。
例えば、入院。
次のような疑問があるのではないでしょうか?
- 痔瘻の手術って日帰り?それとも入院?
- 入院する場合、期間はどれくらい?
- 入院の費用はいくら必要?
そこでここでは、痔瘻の入院に関するあれこれについてお話します。
この記事を読めば、いま持たれている疑問が少しは解消されるはずです。
僕が実際に経験したことをベースに、リアルな情報をお届けしますね。
目次
「腫れ」の切開は日帰り手術
痔瘻の初期症状は、お尻付近にできる「腫れ」です。
お尻の中で溜まった膿がトンネルを掘っていき、最後は「腫れ」という形で姿を表します。
その腫れは、「肛門周囲膿瘍」というものです。
腫れ(肛門周囲膿瘍)ができたら切開し、膿を出す必要があります。
この膿出しの切開は入院の必要はなく、日帰り手術でした。
局所麻酔を打ち、患部をメスで切って切開です。
この切開、死ぬほど痛かった・・・。
「麻酔、効いてる?」と疑うほどの痛さでしたよ・・・。
それはさておき、切開に関しては日帰り手術で終わりました。
人によっては、切開をして膿を出せば治療が終わる場合もあるらしいです。
僕は治らず、そのあと「シートン法」という手法で痔瘻の手術を受けることになりました。
痔瘻の手術「シートン法」で1週間の入院

切開だけで治らなかった僕は、シートン法の手術で1週間入院しました。
仕事があったので、僕はあまり入院を長引かせたくなかったんです。
でも先生から、「1週間は入院した方が良い」と勧められたので、それに従うことに。
実際のところ、入院してよかったなと思います。
手術後は痛みもあるし、浸出液もドバドバ出るし、大変だったからです。
痔瘻の入院期間は症状により様々

僕のケースは1週間の入院でしたが、程度によれば日帰り手術の場合もあるようです。
逆に、2週間ほど入院する人も結構いらっしゃいます。
手術方法や症状によって変動するみたいですね。
痔瘻の入院費用は約13万円

入院費用(手術代込み)は、全部で約13万円でした。
上にも書いた通り、入院期間は1週間です。
でも、実はもう少し費用を抑えることも可能でした。
というのも、僕は病室を個室にしたので少し追加費用がかかったのです。
部屋は下記の種類がありました。
※費用は1泊の料金
- 個室(テレビ見放題、有線LAN使い放題) :1万円
- 個室(テレビ有りだがカード必要、有線LANなし) :5,000円
- 4人部屋 :2,500円
私は2を希望していたのですが、1になりました。
2の部屋の方がナースセンターに近いこともあり病状の重い方や高齢者の方の希望が優先された、とのことでした。
痔瘻の入院に必要なもの

痔瘻の手術で入院する時に必要なものはこちらです。
- 着替え
- タオル
- スリッパ
- 生理用ナプキン
- 漫画
- パソコン
一番気になるのは、生理用ナプキンではないでしょうか?
手術後は、浸出液という薄いピンク色の液体が大量に出ます。
ですので、浸出液を受けるものが必要なのです。
そこで登場するのが、女性の生理用ナプキン。
僕は男なので、正直かなり抵抗がありました・・・。
でも、避けることはできないので、観念して買いました。
もちろん今まで買ったことなんかありませんから、店頭で買うのはめちゃくちゃ恥ずかしいです。
なので、こっそりAmazonでポチッとしました。
本当にインターネットで買い物ができる時代に生まれてよかったなと感じた瞬間でした。
(2019/03/12 22:28:55時点 楽天市場調べ-詳細)
あと、手術後は安静にしないといけないので、ベッドの上で過ごします。
そうなると結構暇なので、僕は大量の漫画を持参することにしました。
病院にいると暗い気持ちになりがちなので、テンションが上がるような漫画を持っていくのがオススメです。
ちょっと古いですが、スラムダンクとか良いかもしれませんね。
(2019/03/13 11:31:09時点 楽天市場調べ-詳細)
荷物が多くなるのがイヤな人は、パソコンやiPadを持っていって、Kindleで本を読むのがいいですね。
僕はここ最近、専らKindle派になりました。
何冊買っても荷物は全くかさばらないので、ホント素晴らしいです。
さらに今は読み放題のKindle Ultimateを使っているので、もはや1冊ずつ買うことも少なくなりました。
初回30日間が無料のキャンペーンもやってるので、もしまだ登録していない方はぜひ試してみてくださいね。
痔瘻の入院体験談

入院当日
ある日曜日に入院。
入院期間は1週間で、月曜日に手術、その後、月〜土まで入院することに。
入院初日は、朝9時に病院にIN。
病院の施設、入院、そして手術に関する説明を1時間半ほど受け、10時半頃には外出OKをもらう。
もちろん暇なので、入院に必要な物を買いに外出することに。
でも、落ち着かないので早めに病院に戻る。
病室に戻ったあと、気を紛らわせるために漫画を読みながら時間を潰しました。
ちなみに、上でも書いたとおり、僕は個室を選択。
半月板損傷で入院したときは相部屋だったのですが、落ち着かなかったのです。
少し費用は高くなりましたが、少しでも入院期間を快適に過ごそうと思い、今回は個室に。
やはりゆっくりできたので、個室を選んで正解でした。
そんなこんなで時間を潰し、ご飯→入浴(シャワー)を経て、明日への希望と不安を抱きつつ眠りにつきました。
手術の日
手術は、入院翌日に行われました。
ホントに怖かったですが、なんとか無事に終了。
ちなみに手術の詳しい内容は、下の記事にまとめましたので、よかったら読んでみてくださいね。

手術の次の日〜退院まで
手術の次の日からシャワーが許可されていたため、毎日2回ほど入って綺麗に。(もちろん患部を直接洗うことはできないのでソーっと。)
やはり個室にしていたため、かなり快適に過ごせました。
お金はかかったがストレスなく過ごせたため、この選択は正しかったと思います。
入院後の生活は過酷だった・・・
今回は、痔瘻の入院についてまとめました。
手術と入院を終えると、今度は自宅に戻っての生活がスタートします。
実は、退院したあとの生活がめっちゃ大変です・・・。
どんな生活をしていたのかについては、下の記事に書きました。
よかったら合わせて読んでみてくださいね。
